こんにちは、ギター好きのブロガーです。今回は、ミニギターの代表格であるLittle MartinとBaby Taylorを比較してみました。
ミニギターは、持ち運びやすく、子どもや初心者にも弾きやすいというメリットがあります。
しかし、ミニギターにもいろいろな種類があり、どれを選ぶか悩む方も多いと思います。
そこで、Little MartinとBaby Taylorのサイズ、サウンド、デザイン、価格などを詳しく見ていきましょう。
Little Martinとは?
Little Martinは、アメリカの老舗ギターメーカーMartinのミニギターです。
Martinは、高級アコースティックギターの代名詞として知られており、多くのプロミュージシャンや有名人が愛用しています。
Little Martinは、Martinの伝統的なクオリティとサウンドを小型化したギターで、2002年に発売されました。
Little Martinには、LX1、LX1E、LXK2、LXMEなどのモデルがありますが、基本的には同じサイズと形をしています。
Little Martinの特徴は以下の通りです。
ボディの形は、Martinのオリジナルの0サイズをベースにしたModified 0-14 Fretというもので、小さくてもバランスの良いサウンドが出ます。
ボディの材質は、トップにはスプルースやマホガニーなどの単板を使用し、サイドとバックにはHPL(High Pressure Laminate)という特殊な合板を使用しています。HPLは、木の繊維を高圧で圧縮したもので、耐久性や安定性が高く、湿度や温度の変化にも強いです。
ネックは、ストラタボンドという積層材を使用しています。
ストラタボンドは、木の薄い板を接着剤で重ねて圧縮したもので、強度や反りにくさが高く、環境にも優しいです。
指板とブリッジは、リッチライトという人工素材を使用しています。
リッチライトは、木の繊維と樹脂を混ぜて圧縮したもので、エボニーに似た見た目と感触を持ちます。
ピックアップは、フィッシュマンのソノトーンというものを搭載しています。
ソノトーンは、サウンドホール内にあるボリュームとトーンのコントロールで簡単に調整できるシンプルなピックアップです。
付属品は、Martinのロゴ入りのパッド入りギグバッグがあります。
ギグバッグは、持ち運びや保管に便利で、クッション性も十分です。
Baby Taylorとは?
Baby Taylorは、アメリカの人気ギターメーカーTaylorのミニギターです。
Taylorは、革新的な技術とデザインで高い評価を得ており、サウンドや演奏性に優れたギターを提供しています。
Baby Taylorは、Taylorのフルサイズギターのサウンドとクオリティを小型化したギターで、1996年に発売されました。
Baby Taylorには、BT1、BT2、BT3、TSBTなどのモデルがありますが、基本的には同じサイズと形をしています。
Baby Taylorの特徴は以下の通りです。
ボディの形は、Taylorのオリジナルのドレッドノートをベースにした3/4サイズのドレッドノートというもので、小さくても豊かで力強いサウンドが出ます。
ボディの材質は、トップにはスプルースやマホガニー、コアなどの単板を使用し、サイドとバックにはサペリやウォルナットなどの合板を使用しています。合板は、単板に比べて安価で丈夫で、湿度や温度の変化にも強いです。
ネックは、ハードロックメイプルを使用しています。ハードロックメイプルは、硬くてしなやかで、音の伝達や反応が良いです。
指板とブリッジは、エボニーを使用しています。エボニーは、黒くて重くて硬い木で、高級感や滑らかさがあります。
ピックアップは、エスプレッソンシステムベイビーというものを搭載しています。
エスプレッソンシステムベイビーは、サウンドホール内にあるボリュームとトーンのコントロールと、ボディ裏にあるピエゾピックアップで構成されています。
ピエゾピックアップは、ボディの振動を直接拾うことで、自然でダイナミックなサウンドを再現します。
付属品は、Taylorのロゴ入りのパッド入りギグバッグがあります。
ギグバッグは、持ち運びや保管に便利で、クッション性も十分です。
Little MartinとBaby Taylorの違い
Little MartinとBaby Taylorは、どちらもミニギターとして優れた性能を持っていますが、いくつかの違いがあります。
それぞれの違いを以下にまとめました。
Little Martinは、全長約863mm、ボディ長約381mm、ボディ幅約305mm、ボディ厚約87mm、スケール約584mm、ネック幅約43mmです。
Baby Taylorは、全長約857mm、ボディ長約400mm、ボディ幅約317mm、ボディ厚約86mm、スケール約578mm、ネック幅約43mmです。
全体的には、Baby Taylorの方がやや大きく、Little Martinの方がやや小さいです。
サウンド:
Little Martinは、Modified 0-14 Fretのボディ形で、HPLのサイドとバックを持っています。
これにより、明るくてクリアで均一なサウンドが出ます。高音域は鮮やかで、中音域は豊かで、低音域は深みがあります。
Little Martinは、弾き語りやソロプレイに向いています。Baby Taylorは、3/4サイズのドレッドノートのボディ形で、合板のサイドとバックを持っています。
これにより、暖かくて豊かで力強いサウンドが出ます。
高音域は甘くて、中音域は豊かで、低音域は迫力があります。
Baby Taylorは、バンドプレイやアンサンブルに向いています。
デザイン:
Little Martinは、シンプルでスタイリッシュなデザインをしています。
ボディの色は、ナチュラルやブラックなどのバリエーションがあります。
ヘッドには、Martinのロゴが入っています。
Baby Taylorは、カジュアルでかわいらしいデザインをしています。
ボディの色は、ナチュラルやサンバーストなどのバリエーションがあります。
ヘッドには、Taylorのロゴが入っています。
価格:
Little Martinは、約6万円から8万円ほどで購入できます。
Baby Taylorは、約5万円から7万円ほどで購入できます。
どちらも、ミニギターとしてはやや高価な部類に入りますが、それだけの価値があると思います。
Little MartinとBaby Taylorのまとめ
Little MartinとBaby Taylorは、どちらもミニギターの中でも人気の高いギターです。
どちらも、高いクオリティとサウンドを持っており、持ち運びや弾きやすさも抜群です。
しかし、サイズやサウンドやデザインや価格にはいくつかの違いがあります。
Little Martinは、明るくてクリアで均一なサウンドが出るシンプルでスタイリッシュなギターです。
Baby Taylorは、暖かくて豊かで力強いサウンドが出るカジュアルでかわいらしいギターです。
どちらを選ぶかは、あなたの好みや用途によって異なりますが、どちらも間違いなく素晴らしいギターです。
ぜひ、実際に弾いてみて、自分に合ったギターを見つけてください。