紀州釣りは、ダンゴを使って魚を寄せる独特な釣りスタイルですが、雨の日は普段と違った対策が必要になります。雨の影響でダンゴの配合が変わったり、釣り場が滑りやすくなったりするため、事前の準備が釣果を左右することも。
今回は、**雨の日に紀州釣りを快適に楽しむために必要な道具**をまとめてみました!ぜひ参考にしてください。
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1. 雨の日の服装・装備
雨の日の釣りでは、体を濡らさず、快適に過ごせる服装が重要です。特に**防水性・透湿性**を兼ね備えたアイテムを選びましょう。
レインウェア(上下セット)
防水性能が高く、かつ蒸れにくい素材(ゴアテックスなど)のものが理想。釣具メーカーのものやアウトドアブランドのレインウェアがおすすめです。
防水キャップ or フード付きレインウェア
雨の日でも視界を確保するため、ツバ付きの防水キャップや、しっかりと顔周りをカバーできるフード付きウェアが役立ちます。
長靴 or 防水ブーツ
釣り場は滑りやすくなるため、滑り止め加工が施された防水ブーツや長靴を用意しましょう。磯場ならスパイク付きのものが安心です。
着替え & タオル
万が一濡れた場合に備えて、乾いた着替えとタオルを用意しておくと安心です。特に防寒対策として、保温性の高いインナーを用意すると快適に釣りを続けられます。
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2. 釣り道具の雨対策
雨の日は、ダンゴの状態が変化しやすく、釣り道具も濡れやすくなります。雨対策をしっかりしておきましょう!
防水バッカン(フタ付き)
エサや小物を雨から守るために、**フタ付きの防水バッカン**があると便利です。特にダンゴエサは水分を吸収しやすいので、雨が入らないよう注意しましょう。
ダンゴエサの雨対策
雨の日はダンゴが緩くなりやすいので、以下の対策を行うと安定したダンゴを作れます。
– 水を吸いにくい配合にする**(比重の重い材料を多めにする)
– 予備のダンゴをフタ付き容器に入れて保管**(雨が入らないように)
– 手水を使わず成形できる固さに調整**(水分量を最初から少なめにする)
ロッドホルダー or 竿掛け
雨の日はロッドが滑りやすく、不用意に置くと海に落とす危険も。しっかり固定できるロッドホルダーや竿掛けを活用しましょう。
滑り止めマット or シート
釣り場が滑りやすくなるため、バッカンの下や足元に滑り止めマットを敷くと安全です。特に堤防などでは転倒防止に役立ちます。
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3. 釣り場のコンディションをチェック!
雨の日は釣り場の状況も変わるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
潮位・風向きを確認する
雨の日は風が強くなることが多いため、風裏となるポイントを選ぶのがコツ。また、満潮時には波が高くなることもあるので、潮位の変化を事前にチェックしましょう。
雷の可能性がある日は無理をしない
雨の日でも雷の可能性がある場合は、絶対に釣りを中止しましょう。雷が発生すると、釣竿が避雷針のようになり大変危険です。
釣り場の安全確認
雨で足元が滑りやすくなっていることもあるため、磯場やテトラポッドなどの釣り場では特に注意が必要です。
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4. 雨の日の釣りを楽しむポイント
雨の日は釣り人が少なく、魚の警戒心も薄れるため、意外と釣果が期待できる日でもあります!
ポイント1:濁りを活かす!
雨が降ると水が濁りやすくなりますが、これが逆に魚の警戒心を弱めることもあります。特にチヌ(クロダイ)は濁りの中でもエサを探すので、活性が高いことも。
ポイント2:エサのアピール力を上げる!
濁りの中で魚に気付かせるため、さしエサを目立たせる工夫が有効です。
オキアミに食い渋りイエローやエビ粉をまぶすなど
ポイント3:ダンゴをしっかり締める!
雨の日は水分がダンゴに入りやすく、通常よりも締め気味に作ると安定して狙えます。雨の影響でダンゴが緩むのを防ぐためにも、配合を少し変えてみるのも有効です。
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まとめ
雨の日の紀州釣りは、事前の準備がカギになります!
✔︎ 雨の日に必要な道具チェックリスト
✅ レインウェア(上下セット)
✅ 防水キャップ or フード付きウェア
✅ 防水手袋 & 長靴(滑り止め付き)
✅ 防水バッカン(フタ付き)
✅ 予備のダンゴ & フタ付き容器
✅ ロッドホルダー or 竿掛け
✅ 滑り止めマット
✅ 釣り場のコンディションチェック
雨の日でもしっかり準備をすれば、快適に釣りを楽しめるだけでなく、ライバルが少ないぶん思わぬ大物が狙えるチャンスもあります!
安全対策をしっかりして、雨の日の紀州釣りを楽しみましょう!